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自分史

ライフコーチ刈谷洋介の自分史【7/7】 〜中国全省の旅・Coaching-L 創業〜(終)

2022年8月22日

この記事は約7分48秒で読むことができます。

ライフコーチ刈谷洋介の自分史 〜 最終回 〜 中国全省の旅、そしてコーチとして独立

2019年9月 中国全省の旅の開始、アジアのシリコンバレー深圳へ渡る
2021年4月 Coaching-L 創業

〜妻の故郷、中国全土の旅に出る〜

ライフコーチ刈谷、中国全省の旅

中国全省の旅。海抜3,000m超、青海省翡翠湖にて。

メンタルが衰弱しきっていた僕は、大好きな仕事で感動できない不感症の状態へと陥っていた。あんなに大好きな語学コーチングだったのに、受講生から喜びの声が届いても、心が震えない。まるでロボットになったような感覚だった。考えることといえば、数字、数字、数字、売上を出さなければ給与も払えないし会社が潰れる。自分が責任を果たさねば会社が存続できない。こんな使命感に囚われて、押しつぶされそうになっていた。今思うと、本当に自分はかっこつけで(今でもそうだけど(笑))、弱さを見せることが苦手だったんだなぁ〜と思う。もう無理なら無理って言えばいいのに。なんか、一人で背負って、自分で自分を苦しめて、そしてメンタルを追い込んでしまう。これって完全に自分で選択していることだし、もっと早く辞める選択肢だってあった。自分が変えられることと、変えられないことの区別がついてないし、いろんなプライドやエゴもあったのだと思う。ここまで上り詰めてポジションを失いたくないとか、積み上げてきたものを手放したくないとか、現時点から振り返るとなんかダサいなって思う(笑)。自分で選択しているくせに、自分はこんなに大変なんだ!って演じている悲劇のヒーローみたいで。でも、あの時はあれで必死だったしベストを尽くしたとも思える。だから、ちゃんと受け入れてあげたい。そして、この体験をリソースにして、コーチとして生きていく上でしっかりと活かしていきたい。

退職後は何をするか具体的には決めてなかった。僕は、当時、近代史にとても興味があり、一度北方領土をこの目で見てみたいという思いがあったので、北海道の道東を車で旅をした。肉眼で国後島や歯舞諸島を見ながら、日本にもれっきとした領土問題が存在していることを肌で感じながら近代史を見直し、合わせて北海道の歴史を学び、素晴らしい大自然、食文化に触れながら、徐々に「自分のやりたいこと」が見えるようになってきた。僕は以前から、妻の生まれ故郷である中国のすべての省をこの目で見てみたいと思っていた。悠久の歴史を持つ中国という国、日本とは一衣帯水の関係でありながらも近くて遠い国。アメリカの情報は良い悪いに関わらず受け身でも入ってくるが、政治情勢やイデオロギーの相違により、中国の情報は受け身ではネガティブな情報しか取ることができないのが現状だと思っている。僕は中国に駐在経験があるし、妻も中国人なので、ある程度中国のことを知っているつもりだが、西域には足を伸ばしたことがないし、まだ未訪問の省の方が多かった。中国という国は、上海、北京、深圳のような大都市を見るだけでは、断片的なものしか見えてこない。全ての地域に足を踏み入れることで捉え方がどう変わるのかに興味があったし、中国全省の旅は人生を終えるまでの夢の一つでもあった。北海道の旅をしながら、徐々に心が解放されてきた自分は、最終的に中国の旅に出る決意をした。

〜遠くて近い国【中国】、僕は自分の目で見たものを信じる〜

アジアのシリコンバレーと呼ばれる中国は南の大都市深圳に拠点を置いた僕は、約1年4ヶ月を掛けて、陸路で17,000km以上(飛行機を入れた全行程は約3万1,500km)を旅することになる。まずは広東省の旅に始まり、深圳から東北の吉林省まで鉄道で5,500kmを旅した。その後、シルクロードを車で1,000km以上南下する旅、ウイグル自治区の北部を車で2,000km以上走る旅、北朝鮮との国境の街にも行くなど、ここでは書き切れないほどの体験をした。残念ながら、Covid-19の影響でチベット自治区のみ訪問が叶わなかったが、初めて中国に足を踏み入れた2007年から約13年の時間をかけて、チベット以外の中国大陸の省、自治区、直轄市、香港、マカオ、台湾全てに足を踏み入れたことになる。

この旅から何を学んだかと言えば、「中国を分かっていないことが、分かった」ということだ。紀元前2000年の夏、続いて商、周の王朝から始まり、唐のような栄華を極めた時代を経た後、モンゴル族や満州族などの他民族に統治され、近代ではアヘン戦争でボロボロになり、西欧列強や日本に領土を分割される。戦後は内戦で勝利した中国共産党が中華人民共和国を設立し、今でも14の国と国境を接し、北にはロシアやモンゴル、西にはパキスタンやアフガニスタンなどの中央アジア、東には北朝鮮、南にはベトナムやミャンマーなどが位置している。歴史的にも地政学的にもあまりに複雑だ。この旅を通して中国史を学ぶことと、中国語を深めることが僕にとって生涯のパートナーになったことは間違いない。僕はまだ中国を語り、評価するレベルには達していない。それがこの旅を通して得た率直な感想である。

また、中国はもちろん歴史だけではない。海抜7,000m級の山脈郡、3,000m以上に位置する美しい湖、世界第2位の規模を誇る砂漠、6,000m級の河川、目を疑うほどの自然美には驚きの連続だった。都会で売上ばかりを追いかけ、自分で自分を悩ませていた日々はいったい何だったのだろうかと笑い飛したくなるほど感動する景色だった。後にも先にも、景色に感動して涙を流した経験はこの旅以外にはない。

一方でこの旅を通して得ることができたもうひとつ重要なこと、それは妻のことを以前より理解できた感覚があることだ。彼女の生まれた国がどんな成り立ちなのか、どんな歴史を辿って今があり、そして僕と出会い、今日本にいるのか。そんなことを考えると、中国人と日本人が結婚するということは、ほんの数十年前までは当たり前のことではなかった事実に気付かされる。先人たちの努力があり、今、この瞬間の平和を味わえていることにも感謝の念が湧いてくる。海を越えて一緒になった僕たちにとって、お互いの国の歴史や言語を学び続けることは楽しみであると同時に、お互いへのリスペクトだと思っている。その重要性に改めて気づかせてくれたこの旅に、心から感謝している。

〜ライフコーチングとの出会い〜

僕は2019の秋に中国へ渡ったのでコロナで全く動けない時期があった。5ヶ月ほど深圳で身動きがとれなかった期間があったのだが、その時にコーチングを真剣に学ぼうと決めた。というのも、僕は語学コーチ時代から、人の人生に関わるコーチングにとても興味があった。語学というスキルを切り口にした目標達成型のコーチングもやりがいはあったのだが、より人の人生に深く関わるコーチングに携わりたいと思っていた。Covid-19が流行し始めて間もなかったあの時期は、まだオンラインで学ぶことは今ほど主流ではなかった。そんな中、オンラインでライフコーチングを学べるスクールに運良く出会うことができた。僕は国際コーチング連盟のマスターコーチであり、日本のライフコーチングの草分けである林さんに師事し、オンラインでマンツーマントレーニングを受けることに決めた。選んだ理由は、「直感」だ(笑)。僕は、何かを決める時にあまり時間を掛けない。彼の電子書籍を読み、この人からなら本質的なライフコーチングを学べるのではと感じた。そして、約130万を一括で支払い、一年に及びマンツーマンでトレーニングを受けながら彼のコーチングを受け続けた。彼をメンターとして、今でもコーチングを受け続けている(2022年8月時点)。中国を旅しながら、オンラインでトレーニングを続け、実際にコーチングもしながら、自分に向き合い続けたこの時間は、人生でもっとも刺激的で、創造的な時間だった。自分がどんな人間かを追求すること、それは、何に価値を置き、どんなニーズを抱えており、何から目を背けているのか、そして、どんな人生であれば理想的なのか、そして今の行動はどう理想と繋がっているのか、そんな問いに深く向き合う。科学的なフレームワークと、心に響くウエットなパートナーシップが、僕の知的好奇心や乾いたココロ、そして潜在意識を刺激し、日々に活力を与えてくれた。そして、気づいた時には、メンタルの不調からは完全に解放されていた。MBA留学に続き、ここでもかなりの金額を投資して中国全省の旅とコーチング技術の習得にチャレンジしたが、後悔は一ミリもない。

〜中国からの帰国、そしてCoaching-L設立〜

旅を一通り終えた僕は2020年の1月に帰国し、地元の東京へと戻った。前職を失ったショックから、いっときはこの先の人生をどう生きるべきかが分からず途方に暮れていたが、旅とコーチングを通して、僕のエネルギーは完全に、いや、以前にも増して回復した。そして芽生えた一つの想いは、「自分と同じような境遇にいる方の役に立ちたい」というものだった。思い返すと、プレゼンスコーチに就任した時も全く同じだ。【原体験】は僕にとって何よりも強い力になる。自分が体験し、この目で見て、感じたものだから信じられる。

僕は30歳手前の停滞期を打破する際には語学コーチングに、そして40歳手前で味わった絶望感と消失感を克服する際にはライフコーチングに、ともにコーチングに救われた。そして、このLanguage(語学)とLife(人生)の二つの頭文字、”L”に敬意を評し、事業名をCoaching-Lと名付け、2020年4月から事業を開始している。トレーニング開始以来、約30名の方に約300時間のコーチングセッション(2022年8月時点)を実施しており、語学コーチング時代から合わせると延べ1000人に約2,300時間のコーチングを行ってきた。Coaching-L立ち上げ後のクライアントは海外MBA留学、起業、US CPAの合格といった目に見える成果だけでなく、自分と向き合うことでより自分らしい人生を楽しめているという喜びの声をいただけている。そして、何よりももう一度、コーチングの現場に帰ってくることができたことに自分自身が感動している。いつもそばで応援し続けてくれた妻、家族、友人、コーチに心から感謝しています。最後に、自分を救ってくれた二つの”L”に感謝を忘れず、一人でも多くの方と自分らしい人生を生きる喜びを分かち合えるよう、これからもコーチとして「あり方」と「技術」を磨き続けます。最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました!

(おわり)

 

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