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コーチングの定義って何? 【4つの定義から解説】 |ライフコーチング |コーチングエル

2022年9月26日

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コーチングの定義

コーチングの定義って何? – 4つの定義から見えるコーチングの核心 –

コーチングの定義って何? 【4つの定義から解説】 |ライフコーチング |コーチングエル
迷うクライアント候補

あの~コーチングって定義がたくさんあるんですけど一つじゃないんですか?コーチングを学びたいのですが、スクールによって定義が違って混乱するんですけど、、、

そうですね(笑)。これってコーチングを学び始める方がぶつかる壁ですよね。定義が色々あって、何を基準に選べば良いかわからない。じゃあ代表的な4つの定義をベースに比較してみましょう。

コーチングの定義って何? 【4つの定義から解説】 |ライフコーチング |コーチングエル
コーチ刈谷

代表的なコーチングの4つの定義

コーチングは、提供団体によってその定義が様々です。それ故に、コーチの能力を測定することも簡単なことではありません。一度考えを整理するという意味でも、まずは代表的な4つの定義を比較してその違いを一つ一つみていきましょう。

国際コーチング連盟の定義

コーチングとは、思考を刺激し続ける創造的なプロセスを通して、クライアントが自身の可能性を公私において最大化させるように、コーチとクライアントのパートナー関係を築くことです。対話を重ね、クライアントに柔軟な思考と行動を促し、ゴールに向けて支援するコーチとクライアントとのパートナーシップを意味します。

引用:国際コーチング連盟HPより

世界で最も権威ある国際コーチング連盟(ICF)の定義では、「思考」、「行動」、「創造的なプロセス」、「公私において」、「対話」、「パートナーシップ」が強調されており、「コーチとクライアントは対等な関係であり、クリエイティブな対話を通して思考に刺激を与え、行動に変革を起こす」というようなニュアンスを感じます。また「公私」という言葉からも読み取れる通り、コーチングはビジネスだけでなく、プライベートな状況でもワークするものであるという印象を受けます。コーチングの総本山的機関なので、できるだけ幅広く、さまざまコーチトレーニング機関がアジャストできるよう、定義も広く置いているように読み取れます。

CTI(Coaches Training Institution)の定義

話し手(以下、クライアント)自身に焦点を当てて関わるコミュニケーションであり、その目的はクライアントの気づきから生まれる意識と行動の変化を促すことです。
そのためにコーチは、スキルはもちろんのこと、関わる時の「あり方」にも自覚的であり、またクライアントが本当に話したいことを話せるように、お互いの関係にも意識を向けて協働的な関係を創り続けます。
意識と行動の変化が起こった結果、クライアントはその人らしさと主体性を発揮することで目の前の課題や問題を解決することはもちろんのこと、様々な状況や環境の中でも自分で自分の道を切り拓く力を手に入れることができます。それはまさに自分で自分をリードするというリーダーシップが発揮されることになります。


引用:CTI HPより

CTIの定義では、「あり方」、「協働的」、「意識や行動の変化」、「主体性」という部分を大切にしているように感じます。コーチとクライアントの協働的なパートナーシップによって、クライアントが自ら変化を起こし、道を切り開き、自分の人生を自分でリードするという人としてのあり方、そして人生の全体感を大切にしていることがうかがえます。また、CTIを設立したLaura Whitworth氏がICFのコアコンピテンシーの開発に携わっているという点を知っておくと、ICFが何を大切にしているかという背景が見えてくるかもしれません。

コーチ・エィの定義

コーチングとは、対話を重ねることを通して、クライアントが目標達成に必要なスキルや知識、考え方を備え、行動することを支援するプロセスである。

引用:コーチングの基本(書籍より抜粋)

コーチ・エィの定義ですが、書籍でもホームページでも強調されているのは「目標達成」という言葉です。「スキル」や「知識」という具体的で実践的なワードチョイスもされており、CTIに比べるとよりビジネス結果に特化しているイメージを連想します。エグゼクティブコーチングをメインで行っているコーチングファームなので、よりビジネスでの成功を意識していると感じられます。個人的な見解ですが、CTIの”クライアント自身”という全体感よりも、”行動”に意識を当てているという印象です。

ライフコーチワールド(LCW)の定義

ライフコーチングとは、人生を真剣に生きたいクライアントの成長を支援する、コーチとクライアントの総合力で織り成すパートナーシップである。


引用:LCWホームページより

ライフコーチワールド(LCW)では、「成長」と「パートナーシップ」という言葉が強調されており、コーチとクライアントの総合力で、理想的な人生を創り上げていくという、長期的な関係性を連想させます。また、コーチがクライアントの成果を導くものではなく、関係性を構築する為には、コーチとクライアント双方の努力が必要であるとも感じられます。また、成長した結果、自然と問題解決や目標達成がされると考えており、スキルよりもあり方に大きな力点を置いていることがうかがえます。

まとめ

まとめ

このような形で、各々独自の定義があります。コーチングの定義に絶対はありませんが、「思考」「行動」「変化」「対等」「対話」「パートナーシップ」「成長」「目標達成」というキーワードがコーチングの核心を決定づけていると個人的には感じています。

キーワードを繋げてみると

「思考」を刺激し、「行動」と「変化」を促す。「対等」な「対話」を通じて「パートナーシップ」を形成し、「成長」と「目標達成」を実現する。

と表現できそうですね。

コーチングの定義って何? 【4つの定義から解説】 |ライフコーチング |コーチングエル
コーチ刈谷

コーチングは非常に応用範囲が広いので、ビジネス、ライフ、メンタル、語学など、それぞれが、コーチングの要素を独自の形にアレンジして定義づけています。個人的な見解ではありますが、コーチングの世界的権威である国際コーチング連盟の定義を一度頭に入れた上で、自分がコーチングを学ぶ目的を明確してみましょう。例えば、人生全体に焦点を当てたコーチングを学びたいのか、目標達成や結果にフォーカスしたコーチングを学びたいのか、ビジネスの成果に拘りたいのかなど、あらかじめ目的をクリアにして、各スクールの定義とすり合わせた上で選択することをお勧めします。また、国際コーチング連盟の上位資格(PCCやMCC)の取得を検討するのであれば、一つのモデルを学んで終わりというわけではないので、受講する順番も含めて、是非柔軟な思考で選んでみて下さい。

また、コーチングを学ぶ上で一つ覚えておきたいのが、コーチングは心理学に大きな影響を受けているということです。特に人間性心理学に代表されるアブラハム・マズローやカール・ロジャーズの影響を大きく受けており、コーチングにおける定義やICFのコアコンピテンシーを見ても、人間性心理学の哲学が色濃く反映されています。コーチングにおける定義を学ぶと同時に、心理学の歴史を学ぶと、コーチとして活動するうえでの深い洞察が得られるはずです。

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本日も最後まで読んでいただき、
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