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コーチングは意味ない?【後編】- コーチングに意味がないと感じてしまう3つのケース – |ライフコーチング |コーチング・エル 

2022年10月6日

この記事は約8分23秒で読むことができます。

コーチングは意味ない
コーチングは意味ない?【後編】- コーチングに意味がないと感じてしまう3つのケース - |ライフコーチング |コーチング・エル 
悩むクライアント候補

あの〜、前編のブログでどんなタイプの人が意味がないと感じるかは分かったのですがコーチング後に感じることってないのですか?コーチングを受けたいのですがやっぱり少し不安で、、、

じゃあ今日はコーチング後にどんなケースで意味がないと感じるのかを解説するね!

コーチングは意味ない?【後編】- コーチングに意味がないと感じてしまう3つのケース - |ライフコーチング |コーチング・エル 
コーチ刈谷

コーチングは意味ないと感じてしまう3つのケース

前編のブログではコーチングを受ける前に意味がないと感じるタイプの方を解説しましたが、後編ではコーチングを受けた後に意味がないと感じてしまうケースについてコーチ視点、クライアント視点から解説します。思い当たる節がないかどうか検証に役立ててください。

1. コーチの料金設定が安すぎる

コーチングは意味ない
コーチの料金設定は重要な要素です

コーチングはコーチにより料金設定がかなり違うので相場の算出が非常に難しく、いくらだったら安い、いくらだったら高いとは言えません。しかし一回のセッションは1万円〜3万円の間が多いでしょう。コーチの年齢、ビジネスの実績、コーチング歴、資格の有無などによってまちまちですしマーケティングにどれだけ力を入れているかにもよります。マーケティングをプロに外注していると一定額の変動費が毎月かかるのでコーチング費用に上乗せされているというケースもあります。

いずれにしても一つ言えることはコーチングの料金設定が安すぎてコーチング自体の価値が下がる可能性は十分にあります。価格というのは不思議なもので、安ければクライアントにとって良いことなのか?というと必ずしもそうではありません。例えば私の場合、コーチング資格取得の指導とメンターからライフコーチングを9ヶ月間受けるのに約140万円を一括で支払いましたが払って良かったと思っています。なぜなら、一定以上の料金設定ということはそれだけの”価値がある”と提供する側の覚悟があるということです。料金が安いということは「質が低くても文句言わないでね」という“逃げ”の印象を無意識に与える可能性がありますし、安いが故にクライアント側の覚悟を引き出すのも難しいという特徴もあります。

安いと「お試し」感覚で来る方もいるので、そもそもクライアントのコミットメントが低いという可能性もあります。コーチングは人生を変える為に長期的な関係性を結ぶものでありお試し感覚でコーチングを受けても人生は変わらないし、価値を感じられない可能性が高まってしまいます。だからこそ、自分のサービスの価値を上げて、ある程度の料金設定をすることがコーチとクライアント双方にとってプラスに働くのです。ボランティアや趣味のコーチングが目的であれば良いと思いますが、双方が成果に拘るのであれば、安すぎる料金設定はむしろコーチングの質を下げるマイナス要因になる可能性を秘めていることを頭に入れておくと良いでしょう。

2. コーチが全てのクライアントを受け入れてしまう

コーチングは意味ない
コーチがターゲットやキャパシティを考慮していない

ここでは3つのケースが考えられますので順に見ていきましょう。

ケース1  誰でも受け入れてしまう

実績を積む為にできるだけ多くのクライアントにコーチングをしたいという気持ちは分かりますがコーチとクライアントには相性があります。クライアントがコーチングを受けたいと思っても、コーチ側に受け入れて良いか迷うケースもあります。コーチの適正とクライアントのニーズがあっていなかったり、時にはクライアントが依存体質だったり、精神的にコーチングを受けることが難しい可能性があったりなどさまざまな偶発的なケースが起こり得ます。コーチも人間なので「この人を助けたい!」という善良な気持ちや、断って嫌われたくないといったニーズがあるのも理解できます。しかし、結果的にコーチングの質低下につながり、お互い不幸になってしまっては本末転倒です。全てのクライアント候補を受け入れることがクライアントの為になるとは限りません。コーチングではコーチングが機能しないクライアントをUncoachable(コーチング不可能)と表現することもあります。コーチ側にも“クライアント選ぶ”という覚悟が求められるのです。

ケース2  キャパシティーを考慮していない

売上を上げる為にキャパシティーを超えたクライアントを受け入れることも質低下につながります。コーチのセッション時間は人によってさまざまですが45分~90分が多いでしょう。前後の準備やまとめの時間、日々のメールのやりとり、カリキュラム作成や新規事業開発、マーケティングなどの集客を自ら実施するコーチもいます。コーチングビジネスのバリューチェーンやワークロードの全体像を俯瞰すると、自分のキャパシティーで対応できるクライアント数は見えてくるはずです自分のライフスタイルの中でどの程度の人数を受け入れられるのかをしっかと把握した上で、対応クライアント人数をある程度見える化しておくのが得策でしょう。

ケース3 クライアントがコーチングとは何かを理解していない

コーチングは定義が分かりにくい部分があるので、契約の段階で”コーチングとは何か”をしっかりと説明しておくことが大切です。一般的にはコーチングとカウンセリングの違い、コーチングとコンサルティングの違い、コーチングとメンタリングの違い、コーチングとティーチングの違いなどを説明します。このプロセスを省いてしまうと、コーチ側の考えるコーチングの定義とクライアントの考えるコーチングの定義がずれていまい、コーチングが機能しない可能性が高まります。コーチングを学んだことや受けたことがあるクライアントの場合は心配はいりませんが、コーチングが初めてというクライアントの場合はコーチングの定義を細かく説明するようにしましょう。

3. クライアントがしっかりと調べずに、コーチングを受け始めてしまう

コーチングは意味ない
コーチ選びには、クライアント側のコミットメントも大切

一方でこちらは、クライアントがしっかりとコーチを調べずにコーチングを開始してしまうケースです。恐らく多くの方はgoogle検索やSNSをベースにコーチを探す方が多いのではないでしょうか? 私も最初はgoogle検索だったのでよくわかります。ここがコーチング業界の面白いところですが検索で上位に来るからといってあなたのニーズに合致するコーチかどうかは分からないということです。コーチのスキルや実績、あなたが求めるニーズと検索上位表示には必ずしも相関はありません。検索上位にいる素晴らしいコーチもいれば、検索上位に出てこない素晴らしいコーチもいます。検索上位に表示されるのはSEO対策(簡単に言うとgoogleに検索上位表示をしてもらうための対策)もしっかりとやっているのでマーケティングに優れている証ではありますが、本当にあなたが求めるベストなコーチかどうかは分かりません。

例えば、日本で最も有名なコーチングスクールの一つであるCTIのホームページを見ると経験や実績豊富なコーチ陣が掲載されていますが検索で探しても単独で上位にはヒットしません。コーチを探すときはgoogle検索やSNSだけに頼らずコーチの経歴やキャリアをしっかりと見る、どんな哲学をもっているコーチなのかをホームページで確認する、特定の流派のコーチングに興味があればホームページからコーチを探してみるなど選ぶ側にも積極性が求められます(大手のコーチングスクールであれば、ホームページに卒業生の情報が掲載されているはずです)。

よって、「自分は受け身でコーチを選んでいないだろうか?」という視点を持ってコーチ探しをしてみてください。しかし、コーチとして独立を考えている場合は検索上位表示のコーチを選ぶのはむしろ最良の方法と言えます。なぜなら、ビジネスをしっかりと意識しており、マーケティングの手法を教えてもらえたり、人を紹介してもらえる可能性があるからです。ですので、自分が何を目指すのかをある程度はっきりさせ、積極的なコーチ選びがクライアントにも求められるのです

4. コーチが解決してくれると思っている

コーチングは意味ない
問題を解決するのは、クライアント自身です

コーチングはコーチとクライアントが対等な関係性のなかで、クライアントが主体的に自らと向き合い、自らゴールを設定し、自ら行動計画を立て自ら行動の結果に責任を負います。決してコーチがクライアントをゴールに導くものではありません。実際にはさまざまなスタイルのコーチがいるので、クライアントも誤解してしまうこともあるかと思いますが、いずれにしてもコーチングを受けさえすれば何とかなるという類のものではありません。

コーチングを受けるから人生が変わるのではなく、クライアントが人生を変えると決意し、行動し続けるからこそ人生が変わります。そのプロセスにおいて、コーチという存在、コーチングというスキルが効果を発揮するのです。前半の記事で、自分で責任を持たない依存型のタイプにはコーチングは機能しないと書きましたが、自らを内面から変えると決意するからこそ、コーチングがワークするということを覚えおきましょう。

まとめ

さて、本日は前編に続き、コーチングを受けた後にコーチングは意味ないのでは?と感じてしまうケースについて解説しました。僕はコーチにナンバーワンは存在しないと思っています。コーチング歴、コーチング時間、コーチング人数など分かりやすい定量的な評価軸はあるとは思いますが、あなたに合うコーチかどうかは結局受けてみないと分かりません。私は語学コーチングスクールで経営兼コーチとしてプレイングマネージャーをやっていた際、優に5,000人を超えるクライアントのコーチに対する評価シートに目を通してきましたがキャリアが長いからといって必ずしもクライアントからの評価が高いわけでも、実績や能力があるからクライアントからの評価が高いわけでもありませんでした。評価が高いコーチに共通して言えることは、クライアントとしっかりと信頼関係構築ができているかどうかだったのですどんなコーチにもクライアントの属性によって合う合わないや得意不得意はあります。よって、あなたにとって一番のコーチに出会う為に、どうか積極的にコーチを探してみてください。当記事に辿り着いたコーチの方、コーチを探している方々が理想的なクライアント、コーチに出会えることを心から願っています。本日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました^-^

コーチングは意味ない?【後編】- コーチングに意味がないと感じてしまう3つのケース - |ライフコーチング |コーチング・エル 
悩むクライアント候補

良く分かりました! コーチングの質を高める為には、コーチとクライアント双方の努力が必要ということですね!

コーチングの質向上にはコーチとクライアントが共に責任を持つことが大切だからね。それは、コーチがクライアントを探す段階、クライアントがコーチを探す段階からすでに始まっているということだね!

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