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人の成長ってどんなカーブを描く?:一次関数・二次関数・指数関数から考える成長タイプとストレングスファインダーの関係性

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成長

人の成長ってどんなカーブを描く?

1. はじめに|「成長のカタチ」に正解なんてある?

「この人、急に伸びたなぁ」「ずっと地道に頑張ってるな」「あの時を境にガラッと変わったよね」
──こんなふうに、人の成長のしかたって本当にいろいろありますよね。

コーチングをしていると、「このクライアントは、今は動いてないように見えるけど、内側では大きな準備をしてるな」とか、「この人は毎週少しずつ、でも確実に前に進んでるな」と感じることがよくあります。

この記事では、そんな成長の“型”を、数学のカーブ(一次関数・二次関数・指数関数)に当てはめて見てみよう、という試みです。

「どれが一番いいか」ではなくて、「どれが自分らしいか」を知るためのヒントとして読んでみてください。


2. 成長の3つのカーブタイプ

「数学」と聞くとちょっと身構えるかもしれませんが、ここではあくまで“イメージを掴むためのツール”として使います。

◆ 一次関数型(y = ax)|コツコツ型

人の成長ってどんなカーブを描く?:一次関数・二次関数・指数関数から考える成長タイプとストレングスファインダーの関係性

時間や努力に応じて、成果が一定のペースで増えていく直線的なタイプです。

こんな人に多いタイプ:

  • 毎日コツコツが得意な人
  • 計画通りに物事を進めたい人
  • 小さな一歩を積み重ねていくのが好きな人

この型と相性のいい資質:
責任感/規律性/目標志向/慎重さ/成長促進 など

◆ 二次関数型(y = ax²)|じわじわ加速型

人の成長ってどんなカーブを描く?:一次関数・二次関数・指数関数から考える成長タイプとストレングスファインダーの関係性

最初はあまり成果が見えないけど、ある時点からグッと伸びていくタイプです。

こんな人に多いタイプ:

  • 最初は時間がかかるけど、納得してからの伸びがすごい
  • 試行錯誤を重ねてじわじわ準備をしている
  • 「腑に落ちる」ことが行動のスイッチになる

この型と相性のいい資質:
回復志向/内省/着想/個別化/戦略性 など

◆ 指数関数型(y = a^x)|一気に飛躍型

人の成長ってどんなカーブを描く?:一次関数・二次関数・指数関数から考える成長タイプとストレングスファインダーの関係性

最初はあまり変化がないけれど、あるときを境に一気に成果が広がっていくタイプ。まさに“爆発力”タイプですね。

こんな人に多いタイプ:

  • 1つの気づきが連鎖して、急に変わることがある
  • インスピレーションから行動までが早い
  • 「昨日と別人みたい」と言われることがある

この型と相性のいい資質:
着想/活発性/学習欲/自己確信/最上志向 など


3. 「a」って何?|指数関数型の加速力のヒミツ

ちょっと数式のお話になりますが、
指数関数(y = a^x)の “a” って、実はかなり大事なんです。

たとえば、a=1.1よりもa=2.0のほうが、同じ時間が経っても成果が何倍も違ってきます。つまりこの「a」は、“1回の学びや気づきが、どれだけ成果に繋がるか”という「加速力」のようなものなんですね。

✅ 式での対応関係
y = a^x
 → a:1回の学習・気づきに対する「成長の加速度・拡張性」
 → x:時間・経験・セッション回数
 → y:目に見える成果・変化・行動の広がり

この y = a^x における “a” は、1回の気づきや学習が、どれほどの成果や行動に連鎖していくかを示す「成長のレバレッジ係数」です。
この a の値が大きいほど、少ない時間(x)でも成果(y)が跳ね上がります。

aを高めやすい資質の例:

  • 着想:アイデアが次々とつながっていく
  • 学習欲:知識の吸収が止まらない
  • 活発性:思いついたらすぐ動ける
  • 戦略性:回り道せずに最短ルートを選べる
  • 最上志向:もっと良くしたい!の意欲が強い

4. 成長カーブにおける「x・a・y」の意味対応表

関数の種類数式x(横軸)a(係数)y(縦軸)
一次関数型y = axセッション回数/努力時間/実践数1回あたりの成長率累積成果(行動・成果・変化)
二次関数型y = ax²経験の蓄積/準備時間/内省の深さ成長の加速度(カーブの傾き)成長量(時間とともに加速)
指数関数型y = a^x気づきの数/学習の回数/時間1回の気づきの拡張性・連鎖力(成長レバレッジ)爆発的な成果・行動の広がり

4. どのカーブが「良い」「悪い」ではない

つい「指数関数的に伸びる方がすごい」って思ってしまいがちですが、実際はそうとも限りません。

たとえば、指数関数型の人は飛躍力がある一方で、心身の基盤が弱いと一気に崩れることも。逆に一次関数型の人は、ゆっくりでも着実に積み上げていく強さがあります。

要は、自分に合った“成長のリズム”を知って、ちゃんとそれを活かせる環境を選ぶこと。それが一番大事なんです。


5. コーチングに活かすには?

コーチとして相手の“成長カーブ”を見立てると、関わり方も変わってきます。

タイプコーチの関わりポイント
一次関数型継続の仕組みづくり、プロセスを評価する
二次関数型内省と意味づけのサポート、準備期の安心づくり
指数関数型気づきの連鎖を促す問いかけや実験の機会づくり

特に指数関数型の人は、“aの値”(加速力)をどう高めるかがカギになります。そこはコーチの腕の見せどころですね。


6. おわりに|「自分はどのカーブ?」を考えてみよう

成長って、“早い・遅い”ではなく、“どう伸びるか”が大事。
一次関数みたいに地道に、二次関数みたいにじわじわ、指数関数みたいにガツンと──。

どのカーブにも意味がありますし、どの資質にもその人らしい伸び方があります。

「自分はどのタイプかな?」「あのクライアントさんはどんな成長カーブかも?」
そんなふうに考えてみるだけで、成長に対する見方が変わってくるかもしれません。

コーチングは、その“成長のカタチ”を一緒に見つけ、育てていくプロセスと言えるかもしれません。


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