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【必読】ビジネスコーチになるには?資格は必要?【プロコーチお勧め!7つの方法】

2023年8月6日

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ビジネスコーチになる

ビジネスコーチになるには?資格は必要?【プロコーチお勧め!7つの方法】

こんにちは!COACHING-L代表の刈谷です。今回のCOACHING-Lブログではビジネスコーチになるには?資格は必要?というタイトルで見解を述べていこうと思います。

そもそもビジネスコーチとは?

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そもそもビジネスコーチって何?

私は現在ライフコーチングを軸に活動をしていますが、経営やマネージメント経験もあるので、ビジネスコーチング、エグゼクティブコーチングも実施しています。私のライフコーチングではライフ(人生)の中にビジネスやキャリアも含まれています。これらをライフの一部と捉え、クライアントの理想的な人生の形とビジネスやキャリアがどうシンクロするのかという視点でコーチングを実施しています。

私の見解ではビジネスコーチングだからコーチングの方法が大きく変わるとは考えていません。ビジネスコーチングはコーチング内容がセグメントによって変わるというより、コーチにマネージメントや経営の経験などがあり、ビジネスパーソンを対象にコーチングをすることを意味しているという側面が強いと思います。

コーチが豊富なビジネス経験を持っていれば、同じ立場のクライアントやこれから社内で上を目指すクライアントの安心感に繋がります。また、ビジネス経験のあるなしによってフィードバックの内容の重みや価値も変わってくるので、クライアントの行動をより力強く後押しできる可能性も高まります。

もちろん、マネージメントや経営経験がなくてもビジネスコーチングはできますが、選ぶ側として、ビジネスコーチングをして欲しいクライアントにとってはコーチが自分が求める経験をもっているかはコーチを選ぶ際の重要な判断軸になるのが現実でしょう。

ですのでビジネスコーチとは、コーチングの技術と、ビジネス経験(マネージメント、経営、起業など)豊富なコーチが、ビジネスの領域で成果を出す為にコーチングスキルを用いてクライアントに伴走することと定義できるでしょう。

それでは、ビジネスコーチになる為にはどうすればよいのかという点について以下、6つの視点から解説します。

ビジネスコーチと名乗る

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ビジネスコーチを名乗るのに資格はいりません

まずビジネスコーチ名乗る為に必須の資格や国家試験などはありません。あなたが今日からビジネスコーチと名乗ればビジネスコーチになれます。そしてビジネスコーチ一本で行きたい方はターゲットをビジネスパーソンに絞り込むことになるでしょう。ビジネスコーチングと似ているようで若干異なる概念のエグゼクティブコーチングがありますがこちらは企業経営者やC-suiteと呼ばれる経営層(CEO,COO,CFOなど)向けに展開するコーチングです。ビジネスコーチングは一般社員から管理職までが対象で、それ以上の役職者になるとエグゼクティブコーチングと呼ばれるのが一般的だと認識しています。よって、どのセグメントをターゲットにするかで、ビジネスコーチを名乗るのかエグゼクティブコーチを名乗るのかは変わってくるでしょう。

コーチングスクールで学ぶ

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スクールでコーチングスキルを習得しましょう

ビジネスコーチングというビジネスの領域で成果を出すコーチングに特化しているスクールで学ぶ、または資格を取得することが一つの方法になります。日本ではコーチ・エイが非常に有名です。コーチングの資格を取らなくても、ビジネスコーチは名乗れますがコーチングを学んでいないと自分がやっていることがティーチングなのかメンタリングなのかコンサルティングなのか分からない状態で進めることになってしまいます。これら対人援助職には明確に異なる定義があるので、コーチングとは何であり、期待できる効果が何であるのかを理解したうえでサービスを提供することが非常に重要だと考えています。

コーチングスクールに入社する

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コーチングスクール入社は価値ある経験

企業向けにビジネスコーチングを展開するコーチングスクールに入社することがビジネスコーチの経験を積むうえではとても有益です。コーチング起業や副業コーチングをする場合、クライアント探しが最もハードルが高い部分になるのですがコーチングスクールに入社すればこの部分を自分でやる必要がありません。また、給料を頂きながら経験が積めることをメリットと捉える方は多いでしょう。またコーチングビジネスのバリューチェーンを学べるのでコーチングビジネスを立ち上げる際には非常に価値ある経験になるでしょう。

ビジネス経験を積む

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資格よりもビジネス経験

ビジネスコーチなるうえで重要な資質が経験や実績です。クライアントがコーチを選ぶ際にコーチングスキルや資格と同時に、コーチの経歴にも注目します。ゆくゆくはビジネスコーチを検討しているようであれば、できるが限り実績を積み重ねておく意識が必要です。ただ、経験豊富なコーチが良いコーチかというと必ずしもそうではありません。コーチのビジネス経験が豊富すぎることでメンタリング(指導)をしてしまうリスクが発生する可能性があります。国際コーチング連盟の基準では、コーチングでは指示的な関わりでクライアントを誘導することが禁止されています。実績を積むことは大切ですが、コーチングを実践する際にはコーチングとメンタリングの違いを理解したうえで使いわけられることが前提です。それでは何を持って実績や経験かを以下に記載していきます。

起業して経験を積む

クライアントによってはゆくゆくは起業を考えている方もいます。コーチ自身が起業経験があることで、クライアントからの信頼獲得やクライアントの悩みに対する引き出しも増えるでしょう。ですが、コーチングはメンタリングやティーチングではないのでアドバイスの出し方や出し過ぎには注意も必要です。

副業をする

ビジネスを知るうえで重要なことはバリューチェーンを把握することです。ビジネスの流れ、つまり商品やサービスがどのように顧客のもとまで届くのかを設計し、事業としてローンチすることです。特に大企業の分業経験しかない方はこのバリューチェーンへの意識がない為にビジネスの流れが全く分からないという方に出会うことがあります。自分でビジネスを設計し、収益をあげた経験がある方の方がビジネスコーチングを依頼するうえで安心感につながるケースがあるので覚えておきましょう。

転職して経験を積む

ビジネスコーチになった際のクライアントのターゲットが大企業なのか、中小企業なのか、ベンチャー企業なのかによって選ぶ転職先が変わるでしょう。個人的な経験ですが、私は新卒で大企業に入社した後、2009年で駐在先で退職しMBAを取得、当時10数名だったベンチャー企業に入社し経営まで経験しました。大企業のカルチャーだけでなく、ベンチャー企業のカルチャーも学べたことは価値ある経験になりました。今は外資系投資銀行の管理職、大企業の役員候補、中小企業の経営者、ユニコーンを目指すベンチャー経営者まで幅広く対応をさせてもらっています。異なる業界や異なる企業規模で経験を積むことはビジネスコーチをする上で必ず役に立つでしょう。

数字で見える成果を上げる

マネージメントであれば部門の目標売上や目標利益を達成できたのか、営業であれば売上目標は達成できたのかなど数字で見える実績を持っておくことはクライアントを探すうえでとても有効です。ビジネスコーチングは「ビジネス」なので、その方の経歴とともに実績を見られます。ビジネスコーチを目指すようであれば、その前段階で数字に対してコミットしておく経験を持っておくと良いでしょう。

今の会社で上を目指す

ビジネスコーチと同様エグゼクティブコーチを目指すのであれば、マネージメントや経営を経験することがお勧めです。個人的経験からですが、社員だった頃と、経営者になった時では見える景色が全く違います。私は昇進して従業員ではなくなった時のことを鮮明に覚えています。社会的な保障(失業保険など)はなくなり、常にリスクと隣り合わせです。売上責任、利益責任、部下の管理責任、事業改革、労務問題の対応など多くの修羅場を経験しました。経営者や経営層の方々はこういったプレッシャーと隣り合わせで日々仕事に邁進しています。経営層向けのエグゼクティブコーチも考えているようであれば、今ある環境で上を目指し一定のポジションを経験することで、経営層に寄り添う力や経営層に対する傾聴力を育めるでしょう。

海外勤務を目指す

今後ビジネスコーチとして国内のみで事業展開をしている企業やクライアントを対象にしているのであれば話は別ですが、グローバル企業や海外志向の強いクライアントもターゲットにしたいのであればご自身が海外勤務経験を持つことが有益です。海外勤務を経験することで、国による商習慣の違い、文化の違い、言語の違いなど様々な相違に触れることでビジネスパーソンとしての視野は大きく広がります。社内でチャンスがあれば、是非立候補されることをお勧めします。

リスクを恐れず、チャレンジする精神を育む

私は以前某コーチングスクールからヘッドハンティングされたことがあります。自分で起業していたので丁重にお断りをさせて頂いたのですが、その際はコーチングスキルがあったことよりも経営やマネージメント経験を評価して頂きました。また「文脈のないキャリアに興味を持った」と言われたことを鮮明に覚えています。お声がけ頂いた企業の役員の方は「変化が激しい今の時代、変わることを恐れず未知の世界に挑戦するマインドが必要」とおっしゃっていました。僕自身が自分のキャリアで最も大事にしている「変わり続ける」という部分を評価してもらったことがとても嬉しかったことを覚えています。固定的で硬直したキャリアやマインドではなく、失敗を恐れずチャレンジするマインド、これは個人的に全てのコーチに最も重要な資質であると考えており、僕自身も引き続き磨き続けていきたいと部分です。

ビジネススクールに行く

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ビジネスを体系的に学ぶ

コーチはコンサルタントではないので優先順位は下がりますが、ビジネスの全体像を把握しておくことはとても有益であることは間違いありません。ビジネスコーチングやエグゼクティブコーチングをしている時にビジネススクールで学んだ内容を直接使う機会は少ないですが、経営層が使うビジネス用語に対して対応できることや、一通りビジネスを学び、修士の学位を取ったことは無意識に自信に繋がる部分もあるでしょう。MBAは僕が取得した十数年前と比べて市場価値は下がってきている感はありますが、コーチングとの掛け合わせなどでまだまだ自身の価値向上において一定の役割を果たしてくれるはずです。

本で学ぶ

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書籍は有用なツール

これは補助的な役割になりますが、ビジネスコーチを検討中の段階や、技術を深めること、またマインドを学ぶうえで読書は欠かせません。ビジネスコーチになりたい方向けにお勧め書籍を以下のブログでまとめていますので、是非合わせてご覧ください。

ビジネスコーチングを学ぶ
【必見】ビジネスコーチングを学ぶ為の本4冊!現役プロコーチお勧め!|コーチング・エル

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英語を学ぶ

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間接的ではありますが、これからの時代引き続き英語は欠かせないでしょう。テキストベースや広告などはAIを使うことで言語の壁はかなり低くなってきていますが、”ビジネスの現場で自分の言葉で話す”となれば最低でもTOEIC900レベルのスコアと相応の会話力は身につけたいところです。また、コーチングの発祥はアメリカであり、コーチングに影響を与えた人間性心理学の大家であるカールロジャーズもアメリカ人です。コーチングや心理学の文献を英語の原文で読めることや、ICF(国際コーチング連盟)の情報をタイムリーで得られることなど英語ができることのメリットは計り知れません。私も英語ができたことで、外国人のクライアントと出会うこともできました。ビジネスコーチやエグゼクティブコーチを目指すうえで、合わせて英語を学ぶことも視野にいれてみてください。COACHING-Lでは従来の英語コーチングとは一線を画す全く新しい英語コーチングである「ライフコーチング for TOEIC(β版)」を立ち上げました。ご興味のある方は以下クリックしてご覧ください。

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ライフコーチング for TOEIC900(β版)【非構成的語学コーチング】

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まとめ

ビジネスコーチになる

さて、本日はビジネスコーチを目指す方々に向けて7つの方法をお伝えしてきました。昨今ではビジネスコーチングを提供する企業が株式上場を果たすなどビジネスコーチングの業界は盛り上がりを見せています。また、変化が激しい時代にはソリューションを提案するコンサルティングよりも、自らの答えに責任を負い、行動を継続する力を育むコーチングを選択する企業も増えているようです。時代背景を考慮すると、今後ますますビジネスコーチを目指す方々が増えていくことが予想されます。

一方で、資格がなくてもビジネスコーチと名乗った時点でビジネスコーチになれるという現状もあり、その“質”にはバラツキが伴うことが予想されます。まずは、自分が提供しているサービスがコーチングなのか、コンサルティングなのか、メンタリングなのかを区別し使い分ける為にもしっかりと専門のスクールでコーチングを学んでおくことが得策でしょう。

どのコーチングスクールで学んでも対象をビジネスに特化すればビジネスコーチにはなれます。ですが、やはりビジネスコーチングでは実績があるに越したことはありません。名乗ることはできても、クライアントからの信頼や安心を獲得できるかは実績や経験による部分が大きいのが現実です。資格はお金を払えば取れますが、実績と経験はそうはいきません。ビジネスコーチを目指すようであれば、本日お伝えした中から参考になるものを選び是非、行動に移してみてください。しっかりと目標を設定し、ひとつひとつ目標をクリアし、理想的なコーチ像に向けて歩みを進めましょう。本日も最後まで読んで頂き、ありがとうございました!

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