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こんにちは!COACHING-L代表の刈谷洋介です。変化のスピードが激しい昨今、ビジネスにおけるコーチングのニーズはますます高まっています。本日のCOACHING-Lブログではビジネスコーチングとは何かというテーマで解説していきます。
そもそもビジネスコーチングとは何か?
ビジネスコーチングとはコーチングの領域をビジネスに特化しています。ビジネスパーソンが成果を出すことや目標を達成するために専属のコーチがコーチングのスキル(傾聴、質問、フィードバック、要望など)や態度を用いてクライアントに伴走することを意味します。ビジネスコーチングに似た概念としてエグゼクティブコーチングがありますが、こちらについては以下の記事をご覧ください。国際コーチング連盟が定めるコーチングの定義と合わせて解説しています。
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ビジネスコーチングの特徴
それではビジネスコーチングの特徴を5つのポイントから解説していきます。
1 on 1 のコーチング
ビジネスコーチングは基本1 on 1で実施します。世界的な潮流としてチームコーチングが台頭してきていますが、現在のコーチングの主流は1 on 1です。ビジネスで成果を出したいクライアントと、それをサポートするコーチがテーマに沿ってコーチングを実施します。コーチングではクライアントがセッションで話したいテーマを持参します。そのテーマに対し、セッションのゴールを設定し、現状と理想のギャップを明確にした後に行動計画を策定します。この際にコーチはコーチングスキルを使って、クライアントの行動や潜在力を引き出します。コーチングスキルについては以下の動画をご覧ください。
コーチングスキルとは何か?
セッション内容は多岐に渡る
ビジネスパーソンを対象にしているので、ビジネスに関するテーマが多いと感じると思いますが必ずしもそうとは限りません。例えばセッションを継続していく中で、ビジネスで成果を出すために改善すべきポイントとして「健康」がテーマに挙がるかもしれません。実際私のビジネスパーソンのクライアントの多くが「健康」をテーマに挙げられています。その際にはどのような健康状態が理想なのか、現状はどういった状態なのか、それに対してどんな行動が取れるのかといったことを深ぼっていくことになるでしょう。決して直接的ではなくても、間接的にビジネスに関わることがコーチングのテーマになることは往々にしてあります。
20代若手社員から40代中堅社員まで多い
上述したエグゼクティブコーチングが経営者や経営層を対象としたコーチングであれば、ビジネスコーチングは一般的に20代の若手社員から40代の中堅社員までが多いでしょう。役職者であればマネージャー、シニアマネージャークラスまでが対象となる印象です。職種は多種多様でどの業界が多いといったことはありません。役員以上はエグゼクティブコーチング、以下であればビジネスコーチングという捉え方が業界では一般的なようです。
GROWモデルを用いる
GROWモデルとは1980年代にインナーゲームをヨーロッパにもたらしたグラハム・アレクサンダーによって考え出されたアイディアです。GROWモデルの詳細は以下の記事で紹介していますので合わせてご覧ください。
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経験豊富なコーチからのフィードバック
ビジネスコーチングの特徴はコーチにビジネス経験が豊富なことが挙げられます。経営、マネージメント、起業など様々な得意分野を持つコーチが実施するフィードバックだからこそ価値があり、クライアントが受け取れるというコーチングの構造が特徴です。先の動画でも解説していますが、良質なフィードバックを提供するにはコーチとクライアントの信頼関係構築が欠かせません。信頼関係があるからこそコーチはクライアントに耳の痛いフィードバックをできますし、クライアントもそのフィードバックを受け取れるのです。ビジネス経験豊富なコーチからのフィードバックという部分はビジネスコーチングでの大きな特徴の一つです。
ビジネスコーチングの効果
それではここからビジネスコーチングで得られる効果と注意点について解説していきます。
マインドの変化
まずは何よりもこのマインドの変化の部分が大きいでしょう。成果、実績、目標の達成、これら全てにおいて”ゴールを達成する”というマインドは欠かせません。ただ、マインドの変化と同時に重要なことはクライアントが何故その目標を達成したのかという「Why?」の部分を言葉にすることです。これは個人的経験、目標を達成していくクライアントを分析しても、この部分を言葉にできているかいないかで行動の継続力にかなりの差が出ます。コーチング開始時に欲しいと思っていた目標は外発的なモチベーションでしかなく、自らと向き合い、心から欲する目標を見つけた結果、マインドが変化し、人生に対する態度すら変わるというケースもあります。よって、”マインドの変化”と”Whyを言語化する”というプロセスはセットと考えると良いでしょう。
行動の継続
これは上記マインドの変化とも繋がりますが、マインドが変わった結果、行動が強力に推進されます。コーチングでは一般的に3ヶ月~6ヶ月程度の契約が多いですが、これらの期間中行動を継続し続ければ必ずや一定の変化を感じることができるでしょう。また、マインドの変化には一定期間の時間が掛かります。認知にアプローチするコーチングの場合最低でも4ヶ月、出来れば6ヶ月の時間確保がベストです(変化には個人差があり9ヶ月〜10ヶ月あたりでダイナミックな変化が起こることもあります)。また、行動を継続し量的にも質的にも変化が見られることで自己肯定感も高まり、精神衛生面でもポジティブな効果が期待できます。
目標の達成
これは当たり前ですがビジネスコーチングにおける目的は成果を出すことや目標の達成です。私のクライアントでは売上目標を達成して役員に昇進された方や仕事をしながら海外MBAに合格した方、外資金融で昇進したクライアントなどがいます。このような目に見える実績にコミットして成果に繋げることはコーチングの一つの目標と言えます。
しかし、上記マインドの変化の部分でもお話しした通りですが、本人が心からやりたいと思っていなければビジネスでの目標達成は難しいですし、短期的に全力で走って目標を達成しても燃え尽き症候群に陥ってしまうかもしれません。また、外発的動機付けに依存するあまり、終わりのない欲望が目標になりどこまでいっても満足を感じられないという悪循環に陥る可能性もあります。
目標を掲げる前に、その目標は達成するに値する価値があるのかコーチとしっかり向き合うことをお勧めします。思い込まされている目標では行動にドライブがかかりません。クライアントのあなたが、心から欲する目標を一緒に定めるサポートをするのもコーチの役割です。是非オープンなマインドでコーチと目標を定め、日々のプロセスに成長を感じながら前進しましょう。
人生とビジネス
私の場合、ビジネスパーソンにコーチングを実施するときにはビジネスを人生の一部と位置付けます。個人的な経営やマネージメントの経験からもパフォーマンスを最大化するために、ビジネスのみがテーマになるとは考えにくいからです。例えば、私は経営の最も厳しい時期に母が急逝、父の体調が悪化するなどプライベートが仕事に悪影響を及ぼしたことがあります。その時は、ただ話を受け止めて欲しいだけの時期もありました。年齢が30台後半になると仕事だけを考えていれば良いという方の方が少ないのではないでしょうか?私のクライアントはほぼビジネスパーソンですが、セッション内容はビジネス以外の方が多いという方もいます。コーチングスキルの一つである傾聴で”心のオモリ”をおろすことが結果的にビジネスに良い効果をもたらすケースも多々あります。これはコーチよりますが、ビジネスコーチングと言えども、ビジネスのみに焦点を当てるということは稀なケースが多いというのが私の個人的な見解です。
注意事項:
全ての方が望む成果を手に入れられるかというとそうではありません。成果を出すにはコーチとの相性がとても大切です。コーチングが成果につながらないケースを記事にしているので、コーチングを受けるかどうか迷っている際には是非ご覧ください。
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まとめ
さて、本日はビジネスコーチングとは何かというテーマで執筆してきました。まず、コーチングには国際コーチング連盟という世界で最も権威ある団体が設定している定義があるものの、実際はコーチの数だけ定義があるというのが実情です。ビジネスコーチングの定義においても一般論はあるものの、コーチの数だけ定義、やり方、関わり方があると考えて良いでしょう。例えば、私の場合はビジネスを人生の一部と捉えていますが、コーチによってはビジネス領域のテーマのみに特化するコーチもいるはずです。ですので、ビジネスコーチングを受けたい場合、まず選ぶ側がコーチングに対し一定の理解を持ち、どんなコーチにコーチングをして欲しいのかイメージすることがとても大切です。また、コーチのホームページを確認したり、実際に話したり、体験コーチングを受けるなどをして能動的にコーチ選びをしましょう。そもそもコーチング自体がクライアントの主体性を重要視するので受け身の状態では効果も限定的ですので積極的な関与が望まれます。本日の記事が、今後ビジネスコーチを目指す方、ビジネスコーチングを受けてみたい方の参考になれば幸いです。本日も最後まで読んで頂き、ありがとうございました!
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